転職フェア事前準備5のチェックポイント
転職フェアでは、求職者に対して、直接アプローチすることができるため、採用成功にむけた近道とも言われています。
しかし、単純にブースをかまえて、求職者を待っているだけでは全く興味をもってもらえません。
求職者から興味を示してもらえるためのコツや、事前に準備が必要な内容をご紹介します。
目次
自薦準備5つのポイント
1.ブースの装飾について
転職フェアは、ただ出展するだけでなく、何かしらの目を惹く装飾は必須です。
その際、事業内容など、求職者にとって訴求できるものが重要となるため、装飾が複数の求職者の興味を湧かせる説明ツールにもなります。
ポスター
- 企業ロゴや製品など、「何をやっている会社か?」「何を作る事になるのか?」など、一目で分かるポスターの作成
- 会社概要・採用パンフレットの準備
- プロジェクターを用い、会社概要・プロモーション映像など、企業情報を印象的に映し出す動画
企業情報や、採用情報が掲載されている、資料を置くスペースが、ブース外にもあります。通りがかる、求職者への呼び込み時の配布も含め、1回のフェアで150~200部前後が必要です。最近では、中途採用においても、モノで気を惹くことも多くなっています。
動画・フォトライブラリ
- PCのディスプレイを設置したり、パワーポイントなど目を惹くものを流し、他社との差別化を図ります
- 例えば、組込み系企業であれば、自社技術のPRであるロボットをブース内に置き、求職者にイメージをもってもらいやすいようにします
- プロジェクターを使い、同時に多くの求職者に対して、説明を行い、通りすがる求職者にも訴求します
その他、「パンフレット」「チラシ」「テーブルクロス」「椅子カバー」などの装飾を施す必要があります。
とにかく、アイキャッチが重要です。求職者の足を止める事だけ(その他余計な考えは一切不要)に注力したブースデザインを考える事です。
その他準備すべきものとして
- 延長コード(会場には電源がブース毎にありますが、短い)
- カメラ(何かの際に使えるかもしれないので写真をとっておく)
- トロフィー(賑やかし)
- プロジェクターがきれいに映る何か。布や模造紙でも代用OK(会場の壁はデコボコしているし、明るいので)
2.評価基準について
転職フェアでは、複数名の採用担当者が、個別に求職者と面談を行っていくことが多いです。そのため、評価基準があいまいになる事が少なくありません。
事前に、評価基準シートなどを作成し、社内で評価基準や、求職者に対してヒアリングしておきたい、ポイントのすりあわせを行う事が、採用成功へと結びつくことも要因の1つです。
態度や様子
- 服装や髪など、身だしなみ
- 礼儀・マナー・態度
- 言葉遣いや話し方が的確であり、熱意があるか
求める人材像
- 自己分析は出来ているか
- 仕事への意欲、積極性、責任感はあるか
- 会社の方針や期待を理解し努力できるか
- 専門的な知識はあるか
- 前職をやめた理由・やめる理由に問題はないか
また、転職フェアにおいては、面談を行った担当者が、会社の顔として、求職者に判断されるため、見られる意識を持った上での、来場者対応が必須となってきます。
3.フェアにアテンドする人材について
フェアで必要な役割は、大きく2つ「プレゼンター」と「呼び込み員」です。
プレゼンターは、会社のなかでも最高戦力(代表やトップ営業マン、コミュニケーション能力が高い方)を連れて行き、その場で求職者の動機付けができるところまで、持っていくことが仕事です。
呼び込み員は、とにかく来場者を自社のブースに連れてくることが重要になります。足を止めた人は全てキャッチできるよう、事前にメンバー内で、すり合わせておきましょう。
プレゼンター1~2名・呼び込み員が2~3人の構成が基本です。
4.プレゼンの内容について
当日、伝える内容について、持っていくチラシやパンフレットに合わせた内容を考えます。
- 自己紹介及び会社説明(会社概要、事業概要、福利厚生、社内雰囲気)
- 募集背景(募集職種)
- 他社との違い
- 動機付け
- クロージング
この5つの構成は最低限必要です。
求職者が複数いれば15分~20分。1人~2人であれば、30分ほどがトークする平均時間です。
5.目標設定
フェアに望む前に必ず目標設定を行います。
フェアでは、その場で採用することは難しいので、「声をかけた人の数」「着席数」「面接設定数」のいずれかを目標にしましょう。
採用全般でお困りのことがあれば、エヌリンクスにお問い合わせください。