【人材育成のポイント】部下を即戦力にしたい!
新入社員を早期に戦力へと育成することは、非常に困難であり、企業にとって永遠のテーマです。では、配属後の新人の成長が、遅いような気がしたとき、早期戦力化させるためには、どうしたら良いでしょうか。
成長が遅いと感じられる要因
成長が遅いと感じられるのは、大きく3つの要因があります。
- 本人の性格、基礎スキルに難あり
- 成長モデルがない
- 社内環境
1.本人の性格、基礎スキルに難あり
もっと「できる」のに高いレベルを目指すことをしない。「基礎固め」が弱いために仕事のプロセスで時間がかかる、他者と行き違いがある等の小さなトラブルが発生し、最終評価が上がらない。
~対処法~
本人の性格や、基礎スキルが未熟な場合でも、対応方法は同じです。
・考え方の基本を説明する。
・上司・先輩がやってみせる。
・本人にやらせてみる。
・結果を報告させて、成果を確認する。
・できていれば褒めて、至らないところはやり直しをさせる。
時間の経過とともに本人が、要領を掴んでいくことができれば良いのですが、
時間のかかる部下もいるものです。
よって上司側には、焦らず温かく対応する気持ちの余裕が必要です。
2.成長モデルがない
経験年数や年齢に応じて「いつまでにどのくらいのレベルに到達する」というイメージが上司と部下で共有されていない。
~対処法~
このケースは、月次、あるいは四半期単位などの面談が有効です。
・並のリーダーは、命令します。
・良きリーダーは、教えます。
・優れたリーダーは、範を示します。
・偉大なるリーダーは、心に火をつけるのです。
部下の心に火をつけるには、心配でも、不安でも、まずは部下を「信じる」ことが出発点となります。自分を信じてもらえぬ上司に、ついていこうと思う部下はいないでしょう。部下を信じ仕事を任せることから、リーダーとしての本当の仕事がはじまります。
3.社内環境が影響
周囲が簡単な仕事しか与えていない。
~対処法~
この場合は、上司を含めた職場全体の見直しが必要となることもあります。
・困難な仕事でも、能力があれば年次をスキップしてでも担当させる。
・上司があえて、いつもと違う進め方を取ってみる。
・従業員にアンケートをとる
いずれにしろ、自ら考えて接点を持ち、手塩にかけて「育てる」ということには変わりありません。
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