あなたの会社は大丈夫?ブラック企業に誤解される面接方法

あなたの会社は大丈夫?ブラック企業と誤解される面接方法

2013年の流行語大賞でベスト10入りした「ブラック企業」という言葉がありますね。
いわゆる、長時間労働・パワハラ・劣悪な労働条件etc・・と、世間的に悪い噂が立つ企業の事です。

実際に、噂と社内環境が一致しているケースや、噂だけが独り歩きしているケースと、可能性はたくさんありますが、ブラック企業と認知されてメリットはりませんよね?

もしかしたら、あなたの企業は、入社面接の対応で、ブラック企業と誤解されている可能性があります。企業の実態と、「世間のミスマッチがなぜ起きるのか?」「どうやったら防げるのか?」を徹底解説します。

ブラックと誤解される企業の大半は、面接下手の場合が多い

採用担当者として、大きな仕事の一つである「面接」。いろんな質問で、応募者を見極めようと頑張るが、応募者の反応が悪い。さらに、「あの企業の面接は圧迫だった!ブラック企業だ」とネット上に書き込まれてしまうなど、インターネットを介して、情報はどんどん拡散されていきます。
これが、ブラック企業に誤解される、「負のスパイラル」です。

面接後に83.5%の求職者が「入社したくない」と感じた事がある

エン転職会員の3026人に、アンケート調査を行った所、83.5%の求職者が、面接の印象で「入社したくない」と思ったことがある、というデータがあります。理由の73.6%を占めるのは、「面接官の人柄・印象」という結果がでています。
つまり、大半の企業が面接において、損をしている可能性が高いのです。

実際にあった悪印象な面接対応TOP10

連絡がない・遅い・急すぎる

応募後、音沙汰なしだった企業から、半月後に「明日の○○時に面接します」という連絡や、「面接後20日以上経っても連絡がない」など、『連絡がない』『期限を守らない』という対応は、求職者の印象を悪くする要因です。

予定変更や連絡ミスなどにより、面接官が不在

「面接時間に伺っても担当者がいない」「企業へ行っても、担当者が面接のスケジュールを覚えておらず、待たされる、日程が変更になる」など、出来るだけ早く求職者へ連絡する事や、面接官の代役を依頼する等の対策で、未然に防げる事態です。

面接官の不快な態度・言動

「全ての発言に、否定的な姿勢や言葉で対応される」「面接官がふんぞり返ってる」「やたらと上から目線で対応してくる」「チェックリストを棒読み」など、面接時の対応について、快く思っていない意見も目立ちます。ストレス耐性を見極めるための手法かもしれませんが、このような意見が上がっている現実も、無視できませんね。

面接官のマナー

耳を疑いたくなるような話ですが、「タバコを吸いながら面接された」「株のデイトレードをパソコンで行いつつ、面接をされた」「面接官の服装が非常にだらしなかった」など、面接の目的を見失った対応が、実際に起こっています。

質問内容が就職差別につながる

「恋人の有無」「恋愛経験の有無」「結婚予定」「身内の情報」など、仕事に関係ない個人情報を聞く事は、即アウトです。入社後の結婚・出産での退職を懸念して、質問してしまうケースが多いようですが、就職差別に繋がります。

面接時に、応募資格とのミスマッチ発覚

「書類面接後の面接なのに、最終学歴や、職歴を見て、なぜ面接に来たのかのようにあしらわれた」「面接の場で応募資格をみたしていないと告げられた」という現象が起きています。可能性としては、複数の人事担当者の中で、求める条件にズレが生じているという事でしょう。お互いに無駄な時間を過ごさないよう、条件は社内でしっかり固めて共有しましょう。

コミュニケーションが一方通行

「志望動機すら聞こうとしない」「自社の会社の業績、社風の自慢話ばかり」「面接担当が無表情で、淡々と質問をするのみ」など、双方の理解を深める場であることを再認識して、きちんと対話する事を心がけましょう。

あっという間に終わる面接

「約束の時間から待たされ、面接が5~10分で終わった」「自社の話ばかりで、特に質問もなく内定をもらったので、不安になり辞退した」など、『誰でもよかったのではないか』という不安を抱かせるような面接は、辞退率を高める原因になります。

求人内容との齟齬

「求人広告に書かれた内容と、雇用条件が違っていたので質問したら、はぐらかされた」「形式上は休日だが、全員やる事があるので出社していると、当たり前のように言われた」など、面接で話を聞いたら、求人情報と違っていた場合、求職者が疑問を持つのは当たり前です。ありのままを正直に話すか、求人広告の言葉選びに気を付けましょう。

会社の雰囲気が悪い

「面接しているフロアで、大声で怒っている社員がいた」「通された部屋が片付けられていなかった」「社内がタバコの臭いで充満していた」など、意外と見落としがちな、雰囲気や清潔感です。面接以外の場面でも、求職者はしっかりと見ていますよ。

いかがですか?ブラック企業と認知されてしまう、面接の実態です。「自分の会社はこんなに酷くない」と思われたでしょうが、あくまでも、判定するのは求職者です。
では、求職者に好印象を与える面接とは、どんなどんな面接でしょう?

好感度の高い面接

面接官が話しやすい雰囲気を作ってくれた

「面接官の方からの気使いで、緊張がほぐれ、しっかりと話ができた」「話などを気さくに振ってくれて、リラックスして受け答えができた」など、日常の会話でも必要な要素を、しっかりと押さえて対応しましょう。

親身になって話をしてくれた

「会社の説明、必要な人材のスキル、各部署の状況などを、丁寧に話してくれた」「職務経歴書、履歴書をよく見て、関心を持ってくれた」「形式的な自己PRや、職歴紹介を求めずに、お互いの理解を深める面接にしてくれた」など、求職者に関心を持って、お互いに、有意義な時間となる面接を心がけましょう。

人として、誠実な対応をしてくれた

「上座に通す」「お茶を出す」「キチッと立って挨拶をする」など、普段の来客と同じ対応を心がけましょう。

まとめ

求職者を対等な立場として扱い、ちょっとした『お・も・て・な・し』をするだけでも、企業の印象はグッと良くなります。不採用候補者との面接であっても、好印象を持ってもらえれば、ブラック企業という評判が広まる可能性は、かなり抑えられます。しつこいようですが、『お・も・て・な・し』が大切ですよ。

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